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平成26年7月20日号[天地] |
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郡山の奥座敷として知られる磐梯熱海温泉が開かれたのは約八百年前。福島県にありながら熱海なのは、藤原氏を滅ぼした奥州合戦の後にこの地の領主になった、源頼朝の家臣・伊東祐長が、出身地の伊豆にある熱海温泉にちなんで名付けたからだという▼こんな伝説もある。南北朝時代から室町時代初めの頃、不治の病にかかっていた公家の娘萩姫が、夢枕に立った不動明王から、都から東北方面に行き、五百本目の川岸に霊泉があるとのお告げを受けた。これに従って当温泉に辿り着いた萩姫は、湯治して全快したという。磐梯熱海の温泉街に流れる川がその五百本目の川で、五百川と呼ばれている▼泉質はアルカリ性単純泉で、炎天下での稲田の草取りや施肥で疲れた体に格好の癒やしとなった。とりわけ、緑に囲まれた露天風呂が心地よい。近くには温泉神社もあり、古くから開けた湯であることがうかがえる▼温水プールやアイスアリーナの設備もあり、プールは家族連れでにぎわっていた。温泉旅館組合では、スポーツ温泉を売りにしているという。足腰に負担のかからない水泳は、高齢者のスポーツに適している。これからの時代には、こんな土地が一番住みたいところになるのだろう。
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