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平成26年11月5日号[天地] |
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十月の第四土日に、天地子が氏子の神社で秋祭りがあり、前後四日間の奉仕をした。子供時代には参道に出店が軒を並べ、大勢の人出で賑わったのだが、近年は二百人ほど。土曜日の宵祭りはプロ野球日本シリーズの初戦が重なったので心配したが、演芸を終え、恒例の餅投げになると子供たちもたくさん集まってきたので一安心▼日曜日は昼過ぎから神輿三基が本殿からお旅所へ練り渡り、そこで神事を行う。同日に町の文化祭や農協の農業祭も行われるという悪条件で、集まった人の多くは関係者。感心したのは子供神輿で、両親に祖父母まで動員し、一気に参加者が増えた。町内の子供だけでは維持できなくなった自治会では、小学校に運営を任せたところもある▼神輿渡御の先触れをするのが奴行列で、それまで三日間、町内を戸別訪問してきているので、かなりうまくなっている。伝統的な獅子舞を守っているのが五つの自治会。次々に競演すると、微妙な違いが面白い。こうした祭りの主役には若い人たちも参加して、技を継承している▼問題は裏方で、平均年齢が七十半ば。力仕事もあるので、足元がふらつくと心配になる。しめ縄の張り方、幟の立て方、供え物の飾り方など神道の基本が学べるのだから、若い世代に興味を抱かせるような仕組みが必要だと感じた次第。
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