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平成26年6月20日号[天地] |
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梅雨入りして数日の土曜日の朝、町の神社でお田植え祭を行った。毎年、奉賛会の主催で、小学生の女子が早乙女になり、神田にもち米の古代米を植える。朝八時から祭りの準備。土手の上に祭壇を設け、神田の四隅に青竹を立て、注連縄を張り、入り口には木の鳥居を据え付けた▼お田植え祭は九時から。本殿でお祓いを受けた早乙女が神田にやって来た。土手の祭壇に向かい全員で神事。神主が神様をお迎えし、祝詞を上げ、参列者が玉串を捧げる。早乙女たちも、二拝、二拍手、一拝で参拝▼いよいよ田植え。早乙女たちは苗の束を入れた小さなバケツを手に、恐る恐るぬかるみに素足を踏み入れる。そのうち、安心したか、笑顔を見せながら、田んぼに張った目印の綱の前に十人の早乙女が並んだ。土手の上から家族がカメラを構えている▼田植えが始まり、早乙女は苗を三、四本掴み取り、やさしく泥に挿していく。手の届く二メートル幅くらいを植えると、一歩下がり、また綱の目印に合わせて苗を植えていく。それを七回繰り返すと、うっすら緑の苗の帯が田んぼの片側にできた▼早乙女たちが神田から出ると、田植え機が入り、三十分ほどで約五畝(五十平方メートル)の残りを植えた。古代米は十月に収穫し、餅について、初詣の汁粉などで参拝者に振る舞われる。
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