総計: 1451449  今日: 94  昨日: 216       Home Search SiteMap E-Mail
The Religion News
最新号案内
社説
天地
宗教新聞社講演会
お申し込み
宗教新聞に期待します
訂正記事
 天地平成26年 
 天地平成25年 
 天地平成24年 
 天地平成23年 
 天地平成22年 
 天地平成21年 
 天地平成20年 
 天地平成19年 
 天地平成18年 
 天地平成17年 
 天地平成16年 
  メニュー
最新号案内
社説
天地
お申し込み
訂正記事
  リンク集
    宗教界
 購読お申し込み・お問い合わせはこちらフォーム入力できます!
こちらまで
  検索エンジン
記事が検索できます!
  平成26年10月5日号[天地]
   この季節、新米の香りが炊飯器からただよってくると、つくづく日本人に生まれてよかったと思う。かまどのお釜でご飯を炊いていた頃、炊き上がったご飯をおひつに移した後、お釜にこびりついたおこげをはがし、祖母に作ってもらった塩味だけのおむすびがおいしかった▼ところで、おむすびとおにぎり。ある説によると、神の力を授かるためご飯を山型(三角形)に握ったのが「おむすび」で、「おにぎり」は「にぎりめし」が転じたもので、どんな形でもいいという。むすひ(産巣日)は、天地・万物を生成・発展・完成させる霊的な働きで、意味からすれば、おむすびの方が古いのだろう▼大陸から海を介して米作が伝わったルートの一つとされる対馬には、漁師たちが田んぼで古代の赤米(アカゴメ)を作り、収穫した赤米を神として祀る神事が伝えられている。NHKBSの「新日本風土記」で紹介されていた。収穫した赤米のもみを俵に詰め、座敷の天井につるし、衣代の海藻を挿して海水を振りかけるとそこに神が宿るという。面白かったのは、赤米を炊いて海藻とダイコンを副食に、手で食べていたことだ。古代の物語が、神事として伝えられているのだろう▼白米に少しだけ黒米のもち米を混ぜて炊くと、赤飯のような色になり、粘り気が増しておいしい。天地子の近くの神社では、黒米で作った餅を汁粉に入れ、初詣の人たちに振る舞っている。米の歴史は日本人の歴史そのものでもある。
クョスコニョ    [1] 
 前のテキスト: 平成26年10月20日号[天地]
 次のテキスト: 平成26年9月20日号[天地]
 特集
 社是
syaze1
syaze2
syaze3
rn1
space
 -宗教新聞社- The Religion News Copyright (C) 2004 All rights reserved.