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            平成22年7月20日号1面より    

 

第4回明治神宮鎮座90年セミナー
全国の青年団が勤労奉仕に
明治神宮の造営に尽くした人々

 

 

全国の青年団の勤労奉仕で造営された明治神宮

 

 

 

 

 大正九年(一九二〇)の鎮座から九十年になる明治神宮では鎮座九十年連続セミナーが行われている。七月十七日にその第四回が「青年団育成への情熱―田澤義鋪と全国青年団の造営奉仕」と題し、同宮社務所講堂で開かれた。講師は日本青年館顧問・田澤義鋪記念館名誉館長の平野重 氏ら三人。約百人の参加者が、大正時代における青年団活動の始まりと明治神宮造営とのかかわりを学んだ。

 近代国民国家としての明治日本の成立は明治天皇の存在なくして考えられない。元勲らと共に日本の伝統を踏まえ、かつ先進国の事例に学びつつ、近代天皇としての在り方を自らつくり上げていかれた。天皇が国の柱として確立されたことが、短期間で日本が近代国家の仲間入りを果たした最大の要因と言えよう。
 明治の人たちにとって、明治天皇の崩御は大きな悲しみであった。その後間もなく、明治天皇と昭憲皇太后を祀る明治神宮の創建請願の運動が起こり、全国に広がった。神宮の造営が始まったのは大正四年で、境内地造成に全国から十万本の献木があり、延べ十一万人の青年達が勤労奉仕をした。その中心的役割を果たしたのが、「青年団の父」と呼ばれる田澤義鋪(よしはる)だった。
 セミナーでは最初に明治神宮国際神道文化研究所主任研究員の打越孝明氏が「青年団の明治神宮造営奉仕」と題し、続いて、田澤義鋪記念会常務理事・日本青年館公益事業部長の掛谷 治氏が「今、なぜ田澤義鋪か―田澤の遺したものをどう引き継いでいくか」と題して講演した。最後に、田澤が生まれた佐賀県から駆け付けた平野氏が「田澤義鋪の理想的な地域青年団運動とは」と題し熱弁を振るった。
 明治十八年、佐賀県に生まれた田澤は、幼少時に旧鹿島藩主鍋島直彬の薫陶を受け、熊本第五高等学校を経て東京帝国大学政治学科を卒業。内務省に入省し、四十三年には二十五歳の若さで静岡県安倍郡の郡長となる。
 当時の地方は日露戦争の過大な負担で疲弊が著しく、農村の立て直しが急務だった。人材の育成こそ鍵だと考えた田澤は、郡の連合青年団を組織し、学校教育を受けていない勤労青年に教育の場を提供して、研修会では彼らと寝食を共にしながら教育・指導に当たるなど情熱的な活動を展開した。
 大正四年に明治神宮の創建が決まると、田澤は内務省明治神宮造営局総務課長に任命された。しかし、第一次世界大戦の影響で

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第78回夏期保育講習会
園はけんかをするところ
仏教保育



 

けんかで社会力が身に付く、と講演する徳田克己筑波大学大学院教授=7月22日、東京芝の大本山増上寺三縁ホール

 

 社団法人日本仏教保育協会(上村映雄理事長)主催、東京仏教保育協会実施による第七十八回夏期保育講習会が七月二十二、二十三の二日間、東京・芝の浄土宗大本山増上寺三縁ホールで全国から幼稚園・保育園教諭、保育士ら二百人が参加して開催された。二日間で八講義を受講した。
 一日目の最終講義は幼稚園の教諭を五年、保育者養成校で五年、保育所の責任者を三年経験した筑波大学大学院教授の徳田克己氏が「子供のより良い発達のために保育者は今、何をすればいいのか」と題して講演をした。
 「園はけんかをするところ」「親の愛情がない子は自閉症になるはうそ」など斬新な教育論を展開、参加者から注目を浴びた。徳田教授はアジア子供支援団体受賞書『親を惑わす専門家の言葉』(中央公論新社、共著)をはじめ『気になる子どもの保育ガイドブック―はじめて発達障害のある子どもを担当する保育者のために―』(福村出版、共同編者)などの著書がある。以下、徳田教授の講演要旨。
 「子供の問題の原因の九割は保護者にある。いじめをした小二の女児の父母がけちで、姉は近所からのもらいものを着せられ、その子は姉のお下がりを着ていた。こういう場合の解決方法は新しい服を買ってあげることだ。親が変われば子が変わる。次の子が生まれるなど家庭環境に変化があると先生全員でその子を無条件に抱き締めてあげる。一秒でもそうすれば、子の心は安定する。
 育児情報には間違いが多い。『テレビを見ると発達がゆがむ』はうそ。医者は診察室で子供を診ているからこういう結論を出す。私は逆にテレビを見ないと発達が遅れると考える。テレビからは生きた知識など得られるものは多く
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