「日本の宗教研究の百年」を探る 日本宗教学会第63回学術大会 来年3月 東京で国際宗教学宗教史会議
シンポジウム午前の部で宗教学の展望を語る華園聰麿教授
日本宗教学会(会長・島薗進東京大学教授)は、九月十一、十二日の両日、東京大学本郷キャンパスにおいて第六十三回学術大会を開催した。総会、各種委員会のほか、日本の大学における宗教学講座開設百周年、日本宗教学会設立七十五周年にちなみ公開シンポジウム「日本の宗教研究の百年」があり、法文一号館、二号館の会場は会員、一般参加者で埋まった。来年三月、高輪プリンスホテルで開催される第十九回国際宗教学宗教史会議(IAHR東京大会)を本学術大会の後半とし、会員の研究発表はこの時に予定されている。(関連記事3面)
総会では島薗進会長が、二百七十八人の新評議員の中から新理事として九十九人が選ばれ監事として二人が再任されたこと、さらに新理事会で常務理事二十五人が選任されたことを報告。また宗教学会賞は今年度は該当作品なしで、今年度予算として二千百万円余が計上された。・・・
第17回JAL薬師寺音舞台 玄奘三蔵の物語に沿い競演い
薬師寺大講堂の前で演奏する女子十二楽坊
九月十一日の夕べ、萩の花が可憐に咲き始めた初秋の奈良・薬師寺で、第十七回JAL薬師寺音舞台が、京都仏教会・薬師寺・毎日放送の主催、日本航空の共催で開かれた。日本を代表する寺院に舞台を設け、「東洋と西洋の出会い」をテーマに世界の音楽やパフォーマンスを披露し、そのコラボレーションを奉納する文化イベント。一九八九年に金閣寺で始まり、泉涌寺、三千院、清水寺、平等院、東寺、延暦寺、醍醐寺、大覚寺、二条城、法隆寺、萬福寺と開催されてきた。 平城京の右京にある薬師寺は、かつてフェノロサが恣れる音楽揩ニ評した美しい三重塔で知られる。天武天皇が皇后(後の持統天皇)の病気快癒を祈願して藤原京に薬師如来を本尊とする寺の建立を発願。天皇の死後、その遺志を継いだ持統天皇により、文武一年(六九七)に完成した。和銅三年(七一〇)、平城京へ都が移るとともに薬師寺も現在の地に移り、旧寺の跡は橿原市城殿町にある。・・・
<2面>
- スカーフ着用禁止法施行
「政府は宗教無知」との批判も フランス
- 英国教会大主教がアズハル本部訪問
9・11契機にイスラム教との対話開始
<3面>
- 連載・神道つれづれ16
麻文化の復権
- 連載・日本人の霊性20
親鸞1
<4面>
- 一食運動30周年記念平和集会
WFP支援軸に活動推進 松緑神道大和山
- 日蓮聖人龍の口法難会
初秋の夜空を彩る万灯 龍口寺
- 小豆島のキリシタン・下
<5面>
- 日本仏教社会福祉学会
福祉の増進に向け論議 韓、台、スリランカ、バングラデシュ参加
- モンゴル大使が元使塚墓参
聖布「ハダク」を掛け慰霊 常立寺
- 靖国神社参集殿が竣功
創立130年記念3事業を完了
<6面>
- 人・クリスチャン・アシュラム日本代表 大石嗣郎師
祈りと勇気ある決断で平和の実践を
|