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社説
  平成18年5月5日号
 

天香さん生誕134年、一燈園春の集い
「教育」と「研修」に重点
燈影学園再生プロジェクトを発表

 

「燈影学園再生プロジェクト」を発表する相大二郎学園長=4月22日、京都市山科区の一燈園・光泉林

 

 四月二十二日、京都市山科区の一燈園(西田多戈止当番)光泉林で、創始者・西田天香さんの生誕を祝う「春の集い」が開かれた。天香さんの誕生日は二月十日だが寒中のため、毎年陽春の四月に全国の同人・光友が集まる。朝、聖徳太子をまつる太子祭に始まり、京都文教高等学校・中学校の勝部正雄副校長(浄土宗佛眼寺住職)による記念講演「今の世を生きるために」があり、午後、一燈園・燈影学園の再生をめぐる教育懇談会が行われた。

 教育懇談会であいさつした西田当番は、明治三十七年(一九〇四)に創設され、百年の節目を超えた一燈園の課題について次のように述べた。「一燈園のさまざまな事業には時代の波を受け消えるものもある。その中で、普遍的なものとして教育と研修を大事にしていきたい。それが、天香さんと同人たちの祈りが込められた土地を生かすことになる。年十三回の研修参加者は減少傾向にあったが、昨年から増加に転じた。再来年が創立七十五周年の燈影学園は、小・中・高十二学年で一学年平均五人、全学年六十数人なので、これを三年後には少なくとも一学年十人、全学年百人に増やしたい」
 次いで、相(あい)大二郎学園長が「本学園は日本で一番小さな私立学校だが、教育関係者の間で一燈園教育が話題に上っていて、四月十日の入学式には、門川大作京都市教育長と小野晋也元文部科学副大臣が来校した」と教育荒廃の時代に、学園が注目されていることを紹介し、以下のように「燈影学園再生プロジェクト」を発表した。
 学園の建学の精神は、天香さんによる「行学不二」あるいは「行餘学文」(行じて餘暇あれば文を学ぶ)である。後者は『論語』から採られ、行学不二は禅の不二観から来ている。天香さんは時と場合に応じて両方を使い分けており、これが学園の軸足である。
 天香さんが掲げた目標は、通願として「皆倶成就大円覚」(人間性の確立=天性全人教育)である。普通、個性といわれるが、大自然の摂理によって一人ひとりが頂いたものは天性と呼ぶべきではないか。それが、全人としての人格に成長していく。別願として地球・人類を対象に「将来世界真平和」(人類平和貢献=国際日本教育)がある。国際教育というと気持ちが外国のみに向かい、外国に行き、外人に触れることが国際教育と考えられやすいので、日本教育という観点を加えている。
 教育方針として三つの柱、祈り(精神性の涵養)、汗(社会への貢献)、学習(学習力の徹底)を立てている。祈りは、宗派・教派の祈りではなく、人間としての精神性を養う、人間としての感謝、反省、誓いの祈りである。汗は、毎日、一度は教室を出て、社会のために体を動かす。掃除、草抜きなどの手伝いをする。学習は、学校として最も重要になる。
・・・

 

 

 

靖国神社春季例大祭
青年部が次代を担う


受付をする参列者=4月22日、東京・千代田区の靖国神社

 

 新緑が芽吹いてきた東京・九段の靖国神社(南部利昭宮司)境内。英霊に感謝のまごころをささげる恒例の春季例大祭が、四月二十一日の清祓から二十三日の第二日祭までの三日間、奉仕者によって厳粛に斎行された。二十二日の当日祭には天皇陛下の勅使、堤公長掌典の参向を仰ぎ祭文奏上、御幣物のお供えを賜った。この三日間で戦友、遺族、崇敬奉賛会会員ら二千百十三人が昇殿し英霊に深く頭を垂れて鎮魂した。二十一日には「みんなで靖国神社に参拝する会」の衆参国会議員百九十一人が参拝を済ませた。南部宮司は崇敬奉賛会青年部が二月五日に発足したことを挙げ「将来の靖国神社を支えていこうという力強い動きが起こった」と、英霊鎮魂の心が次代に継承されることを歓迎した。
 老朽化に伴い建て直された中門鳥居がヒノキの香りも芳しく参列者を迎える。中門鳥居は埼玉秩父の三峰神社の神木を使い、仏所護念会教団の寄付金で建立された。
 國學院大學吹奏楽部、同大フォイエル・コール混声合唱団の奉仕によって式典は進む。宮司によって御扉が開かれると、吹奏楽部が「山の幸」を奏でる中、祭員らによる献饌の儀。宮司は、いよいよ安らかに鎮まりましわが国のとこしえなる安泰を願い、謹んで祝詞を奏上した。
 十時半。参列者低頭する中、勅使、堤掌典が御幣物を奉って参向し、本殿に着座。御幣物は勅使から宮司の手を経て神前に供えられた。続いて、祭文が奏上され内陣に納められた。勅使、随員が下向すると「鎮魂頌」「靖国神社の歌」が混声合唱団によって奉奏された。宮司に続き、増矢稔日本遺族会副会長、堀江正夫英霊にこたえる会会長、田中恆清神社本庁副総長、面山千岳全国護国神社会会長ら特別参列者ならびに久松定成崇敬奉賛会会長ら崇敬者総代が玉串を献じ拝礼した。
・・・

 

<2面>

  • 教皇が就任後初の復活祭ミサ
    79歳の誕生日に平和の呼び掛け

  • キリスト教会を同時襲撃
    アルカイダ系組織の犯行か
    エジプト

<3面>

  • 釈尊生誕2550年祭
    インド文化協会
    180人がインド親善訪問
    仏教に基づく平和アピール
    アブドゥル・カラム大統領と会見

 

<4面>

  • 秩父・今宮神社の龍神祭
    命の根源、水の恵みに感謝

  • 連載・日本人の霊性
     茶(3)
    近代日本人の苦悩を先取り

<5面>

 

  • 遊行寺春季開山忌
    踊り念仏を奉納

  • 井上正鐡教祖大祭
    平成法難から抜けよ
    神道禊教

<6面>

 

  • 人・だん王保育園園長 信ケ原千恵子さん
    仏教保育の基本は母の愛

クョスコニョ    [1] 
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