千鳥ケ淵で戦没者拝礼式 新たに3937柱を納骨 なお60万柱が海外に眠る 厚生労働省
千鳥ケ淵戦没者墓苑での拝礼式に臨み、ご拝礼をされる三笠宮寛仁親王殿下=5月31日、東京・千代田区
第二次世界大戦中に戦死し、身元不明のため遺骨を遺族に引き渡すことのできない戦没者らを慰霊する厚生労働省主催の拝礼式が五月三十一日、東京都千代田区の千鳥ケ淵戦没者墓苑で行われた。政府の遺骨収集団などがフィリピンやビスマルク・ソロモン諸島などから持ち帰った三千九百三十七柱が新たに納骨され、同墓苑で眠る遺骨は三十五万八千二百六十九柱となった。
式典は三笠宮寛仁親王殿下ご臨席のもと、鳩山由紀夫首相(当時)はじめ政府関係者、遺族、関係国駐日大使らを含め約六百人が参列し行われた。国歌斉唱の後、長妻昭厚生労働大臣は式辞で「先の大戦の終結から六十五年という節目の年を迎えたが、今なお海外に眠っている六十万柱に上るご遺骨を一日も早く祖国にお迎えできるよう、今後とも力を尽くしてまいりたい」と述べるとともに、「先の大戦から学びとった多くの教訓を次の世代に継承し恒久の平和を確立すべく力を尽くします」と決意を示した。 厚生労働省は戦没者の遺族、戦友、ボランティア、民間団体などの協力を得ながら、戦没者遺骨収集団を昨年より三地域多い十一地域に増やした。今年は硫黄島、フィリピン、マニラ諸島、マーシャル諸島、パラオ諸島、ビスマルク・ソロモン諸島、モンゴルにおいて収集が行われ、三千九百三十七柱を新たに納めることになった。これにより千鳥ケ淵戦没者墓苑に納めたご遺骨は三十五万八千二百六十九柱を数える。 海外における戦没者の遺骨収集は昭和二十七年度から南方地域において開始。その後、平成三年度からは旧ソ連地域における抑留中死亡者について、さらに平成六年度からはモンゴルにおける抑留中死亡者についても遺骨収集が実施されている。戦後六十五年がたち、遺骨情報が減少することなどにより国による遺骨収集が段々難しくなっているが、民間団体等の協力を得て・・・・
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いのりんぴっくinさいたま 「いのちに合掌」を掲げ 日蓮宗埼玉県宗務所
いのりんぴっく開会式での法要=6月5日、さいたま・大宮ソニックシティ
「いのりんぴっく2010 in さいたま」が六月五日、さいたま市の大宮ソニックシティで、「いのちに合掌」を合言葉に開催された。主催は日蓮宗埼玉県宗務所(三枝泰英所長・大会実行委員長)で、日蓮宗茨城県宗務所、日蓮宗群馬県宗務所、日蓮宗栃木県宗務所が協賛、日蓮宗が後援。 「いのりんぴっく」は日蓮宗が平成十九年から展開している「立正安国・お題目結縁運動」の一環として「環境・平和・いのち」を共通テーマとする宗門の信仰運動で、昨年の『立正安国論』奏進七百五十年記念イベント「いのりんぴっく in YOKOHAMA」に続く開催となった。 午前九時二十分、小ホールでの開会式には檀信徒ら関係者が集い、法華和讃の奉詠の後、渡邉照敏宗務総長を導師に迎え、副導師に三枝泰英埼玉県宗務所所長、中田法璋北関東教区長・栃木県宗務所所長、鈴木堯將茨城県宗務所所長、福岡淳亮埼玉県宗務所副長が勤めるなか、いのちの法要が営まれた。 ここで渡邉宗務総長から「いのりのメッセージ」が発信された。渡邉宗務総長は、「『立正安国論』奏進七百五十年後の世相を振り返れば、仏様の願う極楽浄土が実現しているわけではない。戦争、紛争、環境破壊、温暖化の進む世にあって、問題は、私たちの心の中の『我』だ。家庭の中で我を通せば家庭が崩壊し、国家の中で我を通せば国家が崩壊する。我を捨て、心に師を抱いてほしい。『南無妙法蓮華経』の七文字を持とう。一緒にお題目を唱え心のよりどころとしていこう」と呼び掛けた。これに応え、参加者一同が御本尊に向かってお題目を三唱。 続いて、三枝所長が主催者挨拶。「個々の命は自分がつくったものではない。生かされていることを再認識して、いのちを大切にする『いのちに合掌』。これが今回のテーマです」と述べた。 来賓の佐藤ゆかり氏の挨拶、来賓紹介の後、三枝所長による力強い開会宣言がなされた。 十時三十分、野外のイベント広場に「日蓮聖人ねぶた万灯」が運び込まれ、万灯練り行列と青年僧の行脚で華やかに・・・
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<2面>
- 教皇、キプロスを司牧訪問
中東シノドス準備と対話へ
- 100周年記念世界宣教会議
英エディンバラで開催
<3面>
一隅を照らす運動東京大会 神田輪王寺門跡を導師に
- 新会長に加藤生田神社宮司
神仏合同国家安泰世界平和祈願祭 神仏霊場会
<4面>
- 青山繁晴氏の講演に感涙
子孫のため国づくりを 靖國神社崇敬奉賛会
- 国際宗教同志会総会・理事会
坂元阪大教授が記念講演 大 阪
<5面>
天皇皇后両陛下幣饌料下賜奉告祭 クヌギ、コブシを記念植樹 寒川神社
- 親鸞聖人御誕生会
前田専学氏が記念講演 大谷大学
<6面>
- 人・万葉の花研究家
万葉人のように奈良を歩く片岡寧豊さん
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