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社説
  平成23年2月5日号
   

調神社に卯年の初詣
コマウサギが参道に
飛躍の年願い22万人が

 

 

初詣の長い行列ができた調神社
参道に鎮座しているウサギの石像

 

 内外に難問山積の日本だが、今年の干支のウサギにちなみ飛躍の年にしたいというのは多くの人たちの共通の願い。そのためか、ウサギの石像があることで知られる埼玉県さいたま市浦和区の調(つき)神社には、前年比四万五千人増の約二十二万人が初詣に詰め掛け、正月三が日は三百メートル以上の行列ができていた。

 調神社の「調」は古代の税、租庸調の調のこと。調が月と同じ読みであることから、室町時代に神秘的な月の出を待って祈る月待(つきまち)信仰と結びつき、同社は「月の宮」であるとされ、江戸時代には月読社とも呼ばれていたらしい。地元では「つきのみや」「つきのみや神社」と愛称されている。
 月を神格化したインドの神「月天子(がってんし)」を仏教の勢至(せいし)菩薩の変化身だとし、縁日である旧暦二十三日の夜に集まって、飲食を楽しみながら月の出を待ち、無病息災を祈るのが月待。浦和には「二十三夜」という地名が残るように、古くから月待信仰が盛んだったという。
 同社は社名から「ツキ」に恵まれる神社としても信仰されている。月に棲むというウサギは神の使いとみなされ、境内にはコマウサギのほか、手水舎(てみずや)にもウサギの石像があり、境内奥にある神池の真ん中には、噴水型のウサギが水を噴き出している。社殿にはウサギの彫物や絵馬なども飾られ、まさにウサギの神社である。
 また同社は、鳥居を建てないことでも知られている。江戸時代の国学者・平田篤胤によると、元々伊勢神宮に奉納する初穂を保管する倉であったため、鳥居があると倉に初穂を運び込むのに邪魔だったからだという。
 御祭神は、天照大御神と豊宇気毘賣神(とようけひめのかみ)と素盞嗚尊(すさのおのみこと)の三神。
 「調宮縁起」によると、創建は開化天皇三年(紀元前一五六)の第十代崇神天皇の時代。第十一代垂仁天皇の第四皇女で、伊勢神宮の斎主だった倭姫命(やまとひめのみこと)がこの地に赴き、神宮に献上する貢物(調)の初穂を納めるための倉を境内に建てたのが始まり。
 この時、倭姫命の命で、調の運搬の妨げとなるとして鳥居や門が取り払われたのが、今に続いている。以後、武蔵国と総国(ふさのくに)の調の集積所に使われてきた。平安時代中期の延喜五年(九〇五)に醍醐天皇が編纂を命じた法典「延喜式神名帳」には、武藏国四十四座のうちの一社と記載されている。
 同社の門松には松がなく竹だけを飾るのは、御祭神の天照大御神が弟神の素盞嗚尊と境内で待ち合わせたところ、素盞嗚尊が遅れたことから、


以降は新聞をご覧ください

 

 

御用始めと賀詞交歓会
4月から第2期宗門運動へ
日蓮宗

 

年頭の挨拶をする渡邊照敏宗務総長。左は内野日総管長=1月11日、東京・池上の日蓮宗宗務院


 東京・池上の日蓮宗宗務院(渡邊照敏宗務総長)において一月十一日、御用始めと賀詞交歓会が、内野日総管長(総本山久遠寺法主)臨席のもと、日蓮宗役員、宗会議員、宗務所長、総本山、大本山、本山役員、立正大学関係、取引企業など三百人が参加して開かれ、新年を祝った。旧臘一日、身延山大学学長に浜島典彦師(東京・修性院住職)が就任した。
 内野管長導師による法味言上に続き内野法主が年頭の挨拶をした。内野法主は、第五十二代管長に推戴されたことに関連し第五十一代酒井日慈前管長が法訓を述べて勇退したことに満腔の謝辞を述べ、さらに「立正安国・お題目結縁運動のスローガンは『いのちに合掌』である。目標は『hいのこころで安穏な社会づくり』である。目指すは法華経の教えにある常不軽菩薩の但行礼拝の心を戴し社会と未来を明るく照らしていくこと。私は管長に就任して『愛される日蓮宗』を提唱した。これは私ひとりで成し得るものではない。各聖並びに寺族一人ひとり、また檀信徒をはじめ宗祖の教えを実践する人によってなされるものだ。一人ひとりは微力だが手を結び合い、心を同じくすればそれが大きなエネルギーとなり時代を動かす。一つの雨の滴が川となり川が集まって大河となりその大河が大海に注がれる。宗門運動の種が蒔かれ、本年からはその種を育成していかねばならない。手をたずさえ合い、愛される日蓮宗を目指し安穏な社会づくり、人づくりに努力していこうではないか」と、宗門として向かうべき方向を示し年頭挨拶とした。
 渡邊宗務総長は「内野管長は『愛される日蓮宗』を提唱した。これを肝に命じていく覚悟だ。宗門運動は本年四月から第二期に入る。第一期四年間で蒔いた種を育てる期間に入った。全国寺院、教会、結社、檀信徒の理解と協力を頂き、僧俗一体の運動としたい。一般社会に目を向けると政治、経済は一向によくなっていない。人と人との絆も失われている。この宗門運動は大変時間がかかる難しい問題であるが、有縁社会の構築ができればと思う」と、今後の宗門運動の在り方を述べた。
 渡邊宗務総長、宗会を代表して川久保昌耕議長(山口県妙法寺)それに宗務所長を代表して石井隆康東京都南部宗務所長(東京都立源寺)の三師が「ヨイショ!」の掛け声で鏡開きをしたあと、川久保議長の音頭で乾杯し、立食パーティ式の歓談に入った。
 井上瑞雄久遠寺総務の挨拶に続き衆議院議員の逢沢一郎法華一乗会幹事長が「立正安国・お題目結縁運動の理念、思いを日々の政治活動に生かしていきたい」と祝辞。
 佐藤ゆかり参議院議員は、宗門上げての推薦、国政への復活を果たしたことを謝辞したのち「今年は政治も正念場である。安穏な社会づくり、

 

以降は新聞をご覧ください

 

<2面>

  • キリスト教会で自爆テロ
    イスラム武装組織の犯行か
    エジプト

  • 中国でキリスト教が急成長
    熱心な信徒が1億3000万人

 

<3面>

  • 宗教から読む江の物語
    北近江の信仰を訪ねて

<4面>

  • 在家仏教こころの会新春の集い
    こころの話ができる場を

  • 禅をきく会で坐禅体験
    宮崎学氏らが講演
    高松市

<5面>

  • 国家国民挙げて遺骨収集を
    英霊慰霊顕彰勉強会が公開講座

  • 第7回道統を守る会研修会
    教師の心得を学ぶ

<6面>

  • 美術・特別展「仏教伝来の道 平山郁夫と文化財保護」
    平和への祈り新たに
     
クョスコニョ    [1] 
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