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社説
  平成24年1月5・20日号
   

年頭のご挨拶

神社本庁総長 田中恆清


 

 

 

 新玉の年の始めにあたり、謹んで宝祚の無窮を寿ぎ奉ります。
 天皇陛下におかせられましては、先般、第六十二回神宮式年遷宮における立柱祭、上棟祭の日時を御治定になられ、両祭儀とも本年三月に斎行されることとなりました。
 平成二十五年斎行の遷御の儀に向けて、諸事厳しく取り進めておられますこと、まことに慶賀に堪えません。
 さて、昨年は、東日本大震災を始め多くの自然災害に見舞われましたこと、まことに痛切の念禁じ難く、まさに国難ともいうべき状況下での越年となりました。
 その中で、いついかなる時でも、国と国民との上を祈っていらっしゃる天皇陛下の御姿を拝し、御歴代が受け継がれてきた大御心が偲び奉られます。
 このたびの大震災と歴史上対比される、貞観の大地震、大津波に関はる記事が『日本三代実録』に見え、そこにも国安かれ民安かれとひたすら祈りを奉じられる第五十六代清和天皇の御姿が一貫して拝されるのであります。
 大震災を経験した私どもは、千古変わらぬ大御心を仰ぎつつ、皇室を戴く有難い国柄にあらためて思いを致し、復興に向けて一人びとりの使命を全うしてゆきたいと念じるものです。
 本年こそ、平穏な年となりますよう心からお祈り申し上げます。

 

以降は新聞をご覧ください

 

 

ブータン国王に学ぶ

時宗法主 加藤円住


 

 

 百年に一度と云われた大震災は、新年を迎えても、「おめでとう!」と素直に祝えない不幸、不安な人々の存在する新春である。
 一日も早い、一陽来福を待つ!
 幸福度世界一を自他共に誇る、ブータン国王夫妻が来日された。
 僅か数日間の在日であったが、多くの国民に大きな感動と反響を呼んだ。
 合掌し乍ら「和顔愛語」で対応された国王の姿に大きく反応したからである。
 良好な人間関係を、第一目標とするブータン! その結果が幸福度世界一となった。
 国王夫妻は、僧侶を伴って来日され、自ら人間関係は「かくあるべし」と身を以って説法されている高僧の様に思えた。実にほほえましく、テレビの画像に向かって思わず合掌し大いに学ぶべき処があった。
 我が国は物質文明文化では世界一を誇るものを持ち乍ら、精神文化の面では、嘗つての古き良きものを失いつつある様に思う。
 時宗は遊行賦算を特色とする。
 毎年数千人の人々に、直接念仏札を配っているが、年を経る毎に、反応がよくなって来た事を嬉しく思っている。
 ブータン国王程ではないが、九十三才の老僧が元気に和顔で、優しく念佛を称え乍ら渡す念佛札! この念佛札に依って一人でも多くの人々が、佛のお慈悲を頂いて、心にやすらぎを得て下されば幸いである。
 心にやすらぎがあれば老いも亦楽しである。

 

 

 大動乱期を超え、
人類を神の領域へ導こう
唯物思想との決別を

本紙代表 前田外治

 

 

 謹んで新年のお慶びを申し上げます。本紙のご購読に心より感謝申し上げます。
 今日少数の例を除いて、宗教が世界的混乱と人間の精神を指導できる能力を喪失し、生命力を徐々に失い、信仰は形式化しつつあります。人類の精神を善導すべき宗教がその機能を完全に喪失した時、世界は無法地帯と化し、地球は乱行と殺戮の海となってしまいます。実際に、今日そのような現象が起き始めているのであり、共産主義の策略によって加速化しています。
 それでは、このような崩壊の原因は何かというと、第一に、科学技術の発達と経済成長などにより、人間の精神が物質主義に流されているからです。第二に、共産主義をはじめとする各種の無神論と唯物思想が急速、かつ広範囲に蔓延しつつあるからです。第三に、政治分裂の流れのもとで、国家の教育政策において宗教を教育科目から排除することによって、幼い時から無神論の思想を注入するという結果をつくりだしているからです。第四に、共産主義者たちが赤化工作の為に、残された倫理道徳さえも意図的に破壊する戦略を用いているからです。第五に、宗教的価値観を理論的に守護する確固たる理念が欠如しているからです。
 以上五つの点を念頭に置きながら、人々が信仰を取り戻し、人類が唯物思想から決別して神の領域に入れるように善導して下さるよう宗教者の皆様に期待しております。人類史上かつてなかった大動乱の年となると言われている本年、宗教界が一致結束してこの歴史的な年を乗り越え、日本と世界救済の使命を果たして頂けますようお願い申し上げ年頭の挨拶に代えさせて頂きます。

クョスコニョ    [1] 
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