総計: 1052835  今日: 210  昨日: 337       Home Search SiteMap E-Mail
The Religion News
最新号案内
社説
天地
宗教新聞社講演会
お申し込み
宗教新聞に期待します
訂正記事
 平成26年案内 
 平成25年案内 
 平成24年案内 
 平成23年案内 
 平成22年案内 
 平成21年案内 
 平成20年案内 
 平成19年案内 
 平成18年案内 
 平成17年案内 
 平成16年案内 
 バックナンバ
社説
  平成17年11月20日号
 

一神教学際研究センター公開シンポ
「東アジア共通の家」と宗教
各国のアイデンティティ超える役割
同志社大学

活発な論議が交わされた公開シンポジウム=10月5日、京都市上京区の同志社大学寒梅館

 

 

 米国と中東の三つの一神教の関係を中心に、文明の共存と安全保障の観点から研究活動を行っている同志社大学一神教学際研究センターは十一月五、六の二日間、国際ワークショップ「東アジアにおける近代化とナショナル・アイデンティティ:グローバリゼーションと宗教復興」を開催した。その幕開けとなる公開シンポジウムが「東アジアにおけるナショナル・アイデンティティの危機と宗教の役割」をテーマに同大学寒梅館で開かれ、市民、学生ら約二百人が聴講した。

 開会のあいさつに立った森孝一同研究センター長は、「東アジアにはEU(欧州連合)のような共有される文明、宗教、歴史が存在しないため、地域共同体の形成は難しいとされるが、むしろ、儒教、道教、ヒンドゥー教、イスラーム、キリスト教などの諸宗教が歴史的に共存してきた多元社会として、先進的な共同体を形成できるのではないか」と述べた。
 講演に移り、最初に発表したのは、比較宗教学のカマール・オニアー・マレーシア国際イスラーム大学準教授で、テーマは「均整のとれたグローバリゼーション――宗教の役割」。同準教授は、「国際化と呼ばれていた時代のグローバル化は、それが進むことで世界が平和で豊かになると思われていたが、現在は超大国が世界をのみ込むような状況になってしまった」とし、台風カトリーナ被災地の惨状を指摘し、「これが世界の手本と言えるのか」と米国を鋭く批判した。
 続いて、松本健一麗澤大学教授が「日本のナショナル・アイデンティティとアジア的構想」と題し、概要次のように発表した。
 現代はグローバル化が進展すると同時に、それに反発するように各国がナショナリズムを強めている。第二次大戦までのテリトリー・ゲームが、戦後はウエルス(富)・ゲームとなり、今はアイデンティティ・ゲームが始まっている。冷戦終結後、世界は一つになるといわれたが、各国は自衛の戦略に転じた。唯一の超大国、米国も、「アメリカ・ファースト」の政策がクリントン政権から始まっている。
 ナショナル・アイデンティティの構築は各国の歴史や文化によって異なる。オマーンは社会主義的な人民共和国から共和国へと性格を変え、国旗を変えた国もある。東アジアでは国の歴史、民族の物語を書き直す動きが強まっている。
 『文明の衝突』を著した米国のハンチントン教授は、敵を設定すればナショナル・アイデンティティは簡単にできると唱えた。これは多民族国家米国の病理でもあり、自由と民主主義の敵としてイラクやイラン、北朝鮮を設定し、国内の一体化を図ろうとしている。同じようなやり方は東アジアの国にも見られ、近隣諸国間で緊張が高まりつつあり、「ハンチントンの罠」に落ちている。
 日本でも歴史の書き換えや憲法改正の動きが強まっている。
・・・

 

明治神宮秋季大祭
38ヵ国の大使・公使が参列


明治天皇、昭憲皇太后の慈しみの心が今必要、と述べる外山勝志明治神宮宮司=11月3日、東京・渋谷区の明治神宮

 

 代々木の杜を祭り一色で染める恒例の明治神宮(外山勝志宮司、東京・渋谷区)秋の大祭が十一月一日から三日まで挙行された。三日は最重要祭典である例祭が勅使の参向を得て役員、崇敬会会員らが参列する中、外山宮司を斎主に斎行、ご祭神の聖徳と先人の功績に感謝の誠をささげた。特別参列者としてスウェーデン王国、ベルギー王国など三十八カ国から六十人の大使・公使夫妻が外拝殿で祭典に臨み、参列者は三日間で二千人を超えた。
 好天気に恵まれ、境内は七五三を祝う親子連れでにぎわう。南神門から直進して内拝殿に進む宮司、祭員。内拝殿に総代はじめ崇敬会各支部長、外拝殿に崇敬会会員らが着座して一行を迎える。奏楽の調べに合わせ扉が開き、祭典が開始となる。宮司が皇室の弥栄と国家の隆昌、世界の平和を祈念する祝詞を奏上する。勅使、筑波和俊掌典が御幣物をご祭神に奉ると祭文を奏上し玉串をささげ拝礼した。
 四人の舞姫が明治天皇の御製「いそのかみ古きためしをたずねつつ 新しき世のこともさだめむ」を振付した神楽「代々木の舞」を佳麗に舞うと参列者の心も洗う。次に「明治節」を参列者で高らかに奉唱、その後宮司の玉串奉奠に続き責任役員鈴木俊一元東京都知事、芳賀徹総代、田中順一郎総代、崇敬会各支部長、宇梶輝良國學院大學理事長らが玉串をささげ拝礼して、二時間にわたる祭典を終了した。
 外山宮司は祭典後、清子内親王殿下のご婚儀を「皆様とともにお祝い申し上げます」と皇室の慶事を祝した。「日露戦争ポーツマス条約調印から百年、終戦から六十年を顧みて」と前置きして「明治の血を受け継いだ先人の努力により敗戦から見事に復興した」と愛国の情に燃える先人をたたえた。・・・

 

<2面>

  • ローザ・パークスさん葬儀
    「公民権運動の母」偲ぶ
    デトロイト

  • ヨルダンで自爆テロ、57人死亡
    イスラム過激派に非難高まる

<3面>

  • 来年、お釈迦様生誕2550年
    モディ博士らインド代表団が来日
    ハリウッド映画『仏陀』製作

<4面>

  • 本紙講演会(下)
    ギリシア神話と日本神話――大国主とアドニスの比較を中心にして
    学習院大学名誉教授 吉田敦彦

<5面>

 

  • 総合研究センター学術大会
    教化学32人、宗学24人が発表
    曹洞宗

<6面>

  • 崇教真光46周年秋季大祭
    岡田代理「循環型社会の構築を」

  • 21世紀COEプログラム・シンポ
    日本人の宗教性の国際比較
    國學院大學

<7面>

  • 第7回伊勢神宮まがたま祭
    平和願いアイヌ古式舞踊奉納
    神宮勾玉会

  • 朝鮮通信使が復活
    善隣友好のシンボルに
    埼玉県川越市

<8面>

  • 人・曹洞宗水月山陽林寺住職 東弘元師
    「心の道」をつくる寺に
クョスコニョ    [1] 
 前のテキスト: 平成17年12月5・20日号
 次のテキスト: 平成17年11月5日号
 特集
 社是
syaze1
syaze2
syaze3
rn1
space
 -宗教新聞社- The Religion News Copyright (C) 2004 All rights reserved.