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社説
  平成26年2月20日号
 

悠久の歴史に思いを馳せ
建国記念の日奉祝中央式典
未だに実施されない政府主催
明治神宮会館


建国記念の日奉祝中央式典(中央は大原康男会長)
=2月11日、東京・渋谷区の明治神宮会館

 

 二月十一日は皇紀二六七四年の建国を祝う日(紀元節)。全国の神社では紀元祭が、また各地で奉祝式典が開催された。東京では「日本の建国を祝う会」(大原康男会長)主催による「建国記念の日奉祝中央式典」が渋谷区の明治神宮会館で開催、建国の意義を再確認した。参加者は衆参国会議員、都議ら千三百人。二十四カ国の特命全権大使らが参席し、我が国の建国に祝意を示した。安倍晋三首相が国民に向け「建国記念の日」を迎えるに当たってのメッセージを首相官邸から発信した。現職の首相メッセージは初。パレードには五千六百五十人が参加、明治神宮表参道を祝賀一色に染めた。 

開会の辞、橿原神宮遥拝、国歌斉唱に続き大原会長が主催者を代表して挨拶。「『日本書紀』に『辛酉(かのととり)年春正月庚辰(かのえたつ)朔(ついたち)天皇(すめらみこと)即帝位於橿原宮是歳為天皇元年』と記述がある。遥か悠久の昔、二千六百七十三年前のことである。これが我が国民の精神を奮い立たせてきた拠り所となっている」と紀元を示した上で「我が国最大の祝祭日であるべき紀元節が敗戦後、日本弱体化を目論む連合国軍総司令部の命によって祝日から外された」と批判、「廃止から四年、主権回復後十八年を経った昭和四十一年、祝日法が改正され『建国記念の日』が復活した」と経緯を述べた。安倍内閣の一年を振り返り靖國神社を参拝したことを含め「国家存立に拘わる積年の課題を相次いで達成した」と高く評価、「しかしながら『竹島の日』、『主権回復の日』『建国記念の日』を政府主催の式典にすると選挙公約したが、実施したのは『主権回復の日』だけ。『竹島の日』は外交配慮であろうが『建国記念の日』は何を慮ってであろうか。早急に公約の実現を願う」と述べた。
 来賓の高村正彦・自民党副総裁は自民党を代表して祝辞した。天皇陛下が傘寿をお迎えなったことに触れ「平成の御代も四半世紀となった。国民と共に歩む皇室を体現されてこられた陛下は、内外各分野において数多くの公務を果たされておられる。東日本大震災発生以降被災地に思いを寄せておられる」と皇室と国民とを結ぶ敬愛と信頼の絆が益々強固になっていることを強調した。憲法改正について「本年は全国的対話集会を開催し、わが党の憲法改正草案に対する理解を広げると共に、国民全体としての改正気運を高めていく」と憲法改正に意欲を示した。「このほど党内に『歴史と伝統文化に関する連絡協議会』を設置した。そこで
・・・

 

横田管長「佛光國師」を語る
慈悲の心が禅風の柱
建長寺


佛光國師の禅風を語る横田南嶺円覚寺派管長
=1月28日、鎌倉・大本山建長寺

 

 臨済宗建長寺派大本山建長寺(吉田正道管長)主催、新春法話の集いが一月二十八日、臨済宗円覚寺派大本山円覚寺の横田南嶺管長、奈良東大寺の森本公誠長老を講師に迎え、建長寺得月楼で開催された。森本長老は「聖武天皇│責めは我一人にあり│」と題して法話し、参加者は四百人に上った。
 般若心経読誦、吉田管長挨拶に次いで横田管長が「佛光國師の言葉に学ぶ」と題して法話した。佛光國師は諡で、円覚寺を開山した無学祖元禅師(一二二六〜一二八六)のこと。中国の南宋時代、慶元府(現、上海付近)に生まれ、十三歳で出家、十七歳から正式修行を始め、諸禅師に師事。無の一字を追求し、貪るほどに坐した。その一方、表舞台に出ることなく七年間、母を世話する。鎌倉幕府執権北条時宗の招きで五十四歳の時に来日し、建長寺住持となる。蒙古来襲(弘安の役)で『莫煩悩』を詠む(『莫煩悩』は語録になく『元亨釈書』に記述)。一二八二年、円覚寺を開創し、一二八六年、六十一歳で示寂した。
 横田管長は『佛光國師語録』の中から十二の漢詩を紹介、注釈して佛光國師の禅風を伝えた。
 「鳥の首を絞めて食する光景を見た子供時代の佛光國師は『己が身を切るがごとく痛む』と語録にある。慈悲深く情にもろい人柄であった。語録は読む人の心を打つ。『詩は吟ずべし。講ずべからず』と言われる。漢詩は吟じて感動する感性を養うことが大切」と前置きして順次語録を解説していった。
 宋を離れ日本に来る時に詠んだ漢詩「法の為人を求めて日本に来たり、珠回(めぐ)り玉転じ荒苔(こうたい)に委ぬ。大唐(中国)沈却す、孤?(ここう、一本の杖)の影、添い得たり、扶桑(日本)一掬(きく)の灰」(自分は仏法流布のため日本にやってきた。中国では一本の杖が消えてなくなった。そして日本の国にひと掬いの灰〔遺骨〕を添えることができた)。
 遷化の寸前に詠んだ漢詩「吾此の土に望んで受苦八年、且喜すらくは今夜快怡(かいい)し去らん」・・・

 

 

<2面>

  • 今秋のソウル総会を延期
    韓国福音派の分裂で開催が困難に
    世界福音同盟
  • イスラム新過激派組織が拡大
    内戦に発展する恐れも
    エジプト

<3面>

  • 宗教新聞フォーラム(下)祈りの生活
    駒沢大学名誉教授・永平寺西堂 奈良 康明
    真実を知る人は実践するのみ

<4面>

  • 花園大が東京で白隠フォーラム
    白隠の女性観など発表

  • 建国記念の日 奉祝香川県民の集い
    安藤忠雄氏が記念講演

<5面>

  • 節分追儺式に1万3000人集う
    開運除災祈願法要を厳修
    池上本門寺

  • 浄土宗青年会の第2回尋源培根塾
    エンディング・ノートの勧め
    関ブロ浄青

<6面>

  • 人・映画「家路」の監督 久保田直さん
    福島の農村で家族の再生描く
クョスコニョ    [1] 
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