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  5月5日号[天地]
  京都・山科の一燈園は琵琶湖疎水のほとりから山に向かって広がっていた。琵琶湖の水を山を貫いて京都に運ぶ疎水は、明治の近代日本を代表する土木工事。西田天香さんの生き方も、明治の北海道開拓の葛藤の中から生まれた。明治という時代を象徴する精神と物体を同時に見るようで、感慨深いものがあった

▼一燈園生活創始百周年記念祝会に隣り合わせた若者は沖縄のビジネスマン。研修のために京都に来ているという。昔のようにトイレが家の外ではなく、家の中にあるため、トイレ掃除をさせてもらえるのはなかなか難しいらしい。そんな時は庭の草むしりなど、できることをする。天香さんも、同じようなことを語っている。「仕事に役立ちますか」と聞くと、若者は「頭の中は奉仕で一杯で仕事のことは何も考えません」という答え。それが下坐ということであろう。天地にひれ伏すような心境になることで、生かされていることの喜びを感じる。それが人間にとっての自然性の回復ではないか

▼「日本野鳥の会」五代目会長になった俳優の柳生博さんは「何かあったら野良仕事をしなさいというのが柳生家の家訓」と言う。自然から生まれた人間が、自然から離れ、自然との折り合いを付けられなくなってしまった結果、さまざまな困難に直面している。草に学び、土に学び、風に学ぶ、何より自然な人の心に学ぶことが必要ではないか。一燈園は人々の巷に出掛けて行きながら、実は大自然に帰っているのだと思った。

クョスコニョ    [1] 
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