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  平成18年2月5日号[天地]
   東京・中野区にある曹洞宗萬昌院功運寺は、昭和二十三年までは久寶山萬昌院と竜谷功運寺という二つの寺だった。久寶山萬昌院は、今川義元の子・長得が天正二年(一五七四)に半蔵門の近くに開いた。その後、大正三年に中野に移ったが、同六年に本堂が焼失。竜谷山功運寺は、慶長三年(一五九八)に、大名の永井尚政が父尚勝・祖父重元のため桜田門外に開き、大正十一年に今の場所に移った▼墓地には、萬昌院で守られてきた吉良上野介義央の墓がある。ほかにも、旗本の水野重郎左衛門や浮世絵師の歌川豊国、南蛮外科医の栗崎道有、近くは作家の林芙美子などが眠っている▼住職の佐々昌樹さんは、境内にあるまこと幼稚園の園長を兼ねる。この幼稚園の歴史は意外に古い。明治三年、政府の要請でそれまでの寺子屋を改め、私学の佐々小学校を開校した。その後、小学校令により、元寺子屋の小学校の多くが公立になったが、同校は私学に留まる。教えたのは読み書きそろばんと道徳で、源氏物語を素読させたという。漢字を覚えるため、歌川豊国が描いた六十四枚セットの絵は文科省に保管されている。戦後、復員した先代住職が、幼児の遊び場がないのを知り、昭和二十五年に幼稚園に変えた。祖父母から三代続きの園児も多いという▼佐々園長が力を入れているのは、境内の植物や動物を介する命の教え。園児は自然の中で遊びながら、ふとしたきっかけで命というものに気づく。手の中に持ち続けたおたまじゃくしが死んでしまったりしたときだ。ふざけて昆虫を殺しても大人が叱ったりはしないが、年長組がやめさせるという。寺子屋の伝統が今も生きている、お寺の幼稚園だ。
クョスコニョ    [1] 
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