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平成19年10月20日号[天地] |
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秋晴れの休日、わが家の近くの田んぼで「香川の酒さぬきよいまい」収穫体験・交流会が行われた。参加したのは香川初の酒米「さぬきよいまい」のオーナーや酒米を開発した香川大学教授と学生、酒造組合や農家の人たち約六十人。たわわに実ったイネをかまで刈り取った▼稲刈りが初めての人には、地元の農家の人たちが手本を示す。もっともコンバインでの刈り取りが普通の今では、かまを使うのは田んぼのすま刈りくらい。年配者は昔を思い出しながら、楽しそうに教えていた▼酒米の開発が始まったのは平成二年のこと。「オオセト」と高級品種の「山田錦」を交配させて得た千種の中から、十二年かけて平成十五年に選び出された。オオセトに比べて米粒が大きく、たんぱく質が少ないのが特徴で、米粒が大きいとこうじ菌が働きやすく、たんぱく質が多いと酒が変色しやすいという。同米が原料の酒はまろやかで味にふくらみがあると評判で、今年は地元の酒造会社五社が醸造する▼会費五千円の同米オーナーは、酒米の収穫から精米、醸造までの作業を体験し、来年三月に新酒三本を受け取る▼この日、収穫された酒米は、低温除湿乾燥方式で処理された後、もみすり。その後、酒造会社で50%に精米され、十二月に仕込みが行われる。ビールや焼酎に押されて消費が低迷の日本酒。新しい酒米による新酒で人気回復を目指している。
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