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平成20年12月5・20日号[天地] |
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カキのおいしい季節がやってきた。天地子の家の近くの湾ではカキの養殖が盛んで、この時期、一人二千円で鉄板焼き食べ放題を楽しめる。海から引き揚げたばかりのカキがバケツで運ばれてくると、軍手に金バサミで焼けた鉄板の上に並べるので、何だか土木作業のようだ。箱ごとカキを買ってきて、野外キャンプ用の炉で炭火焼きすればもっと安い▼ニューヨークのセントラルステーションの地下にオイスターバーがある。メニューに、東海岸で養殖されている数十種類のカキが並んでいた。その中に、MATSUSHIMAなど日本種と思えるカキがいくつかあるのを発見し、注文したのを覚えている▼上記の世界連邦宗教者大会で講演した畠山重篤さんは、今年、八年連続で二百本安打を達成したシアトル・マリナーズのイチロー選手とカキとの意外な関係に触れ、「イチロー選手はシアトルでよくカキを食べている。ヒット量産はカキと沖縄の宮城新昌さんのおかげだ」と話したという▼宮城さんは沖縄・大宜味村の生まれで、ハワイでサトウキビ農場や肥料工場で働いた後、米国、オランダに渡り、カキ養殖を学んだ。帰国後、宮城県石巻市でカキの養殖に成功し、米国輸出の道を開いたという。現在、米国に広がっているカキの多くは宮城県産のカキ種なのだ。NYオイスターバーでの不思議が十年ぶりに解明され、うれしくなった。
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