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平成23年2月20日号[天地] |
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平家が勢力を拡大したのは、熊野から瀬戸内海、九州に至る水軍を味方につけたからである。そこで水軍のことを調べようと、愛媛県今治市大島にある村上水軍博物館に車を走らせた。その記事は3面に▼ついでに、しまなみ海道で大三島に渡り、大山祇(おおやまづみ)神社に参拝して驚いた。源義経、頼朝、木曽義仲をはじめ多くの武将たちが奉納した鎧や刀などの国宝、重要文化財があふれていたからだ。鎧・刀の国宝の四割が同社にあるという伊予一宮で、平家も伊予守として当地を治めていた▼問題の大相撲にちなんで言うと、同社には一人角力の神事がある。春の御田植祭と秋の抜穂祭で、稲の精霊と一力山による相撲が三回行われ、稲の精霊が二勝一敗で勝つのが決まり。豊作を願う神事として続けられている▼大三島から多々羅大橋を渡ると広島県尾道市の生口島(いくちじま)、二〇〇九年に亡くなった平山郁夫さんが生まれた島で、平山郁夫美術館がある。被爆者の平山さんが後遺症の苦しみを玄奘三蔵の旅に重ねて描いたのが「仏教伝来」で、それが平山さんの画風となる▼市谷亀岡八幡宮で続けている月一回の勉強会で、平家物語をほぼ二年半かけて読み終えた。今年は山口県下関市の赤間神宮にお参りし、耳なし芳一の語りを感じてみたいと思っている。
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