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平成23年9月20日号[天地] |
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残暑の中、山の上にある神社の氏子有志で境内の草刈りを行った。大半は七十歳以上の高齢者。古老に聞くと、昔は旱魃の年には祠の前で火を焚き、男が全裸になって裸踊りをしたという。女性の御神体を喜ばせるためだ。御神体の水神さまは、都から下り、土地の男と結婚した女官で、その肌が絶妙だったことから「妙体さん」と呼ばれていた。その女性が死後、水不足を救う水神として祀られたのである▼石柱には大正二年と刻まれていた。戦後、ダムが造られたおかげで慢性的な水不足はほぼ解消され、雨乞いも次第に行われなくなった。それに伴い同社も廃れていたのを、地元郷社の宮司が氏子に呼び掛け、二十年ほど前から整備し、周りを公園にしたのである▼鳥居横の看板に書かれた由来によると、古来から信仰されてきた女体山は修験道の山でもあり、弘法大師空海が四国八十八箇所の八十八番札所大窪寺に薬師如来を納めた頃、山頂にこの神社が築かれたという。地域の信仰の歴史からすると、貴重な文化財だ▼作業を終え、ふもとの郷社に集まると、どじょう汁が煮立っていた。味噌味の煮込みうどんにドジョウを入れた、当地のB級グルメだ。本祭りは十月末、獅子舞いも繰り出し賑やかに行われる。
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